2015年12月5日土曜日

逆転裁判5 (iPad版)をクリアしました(ネタバレ有)

逆転裁判シリーズは3までプレイ済でしたが、今年iOSで5が配信開始されたので早速購入しプレイしてみました。(4が配信されないのは評判があまりよろしくないからでしょう・・・)

逆裁5の特徴の一つがキャラクターや背景が3Dになった点。キャラのリアクションがド派手になったのはいいんですが、逆裁のナンバリングタイトルとしては合わないじゃないかと思いました。なぜなら3Dモデリングやアニメーションなどビジュアル面に開発コストが取られて肝心のシナリオ面(トリックや人間ドラマといった部分)の作りこみがイマイチだったように感じたからです。例えば最終話で真犯人がハシゴからジャンプするトリックで「犯人は感情がない人物だから危険を顧みずジャンプできた」なんて強引にもほどがあるでしょう。しかも真犯人がラストで唐突に誰か撃たれたてプレイヤーは訳が分からずエンディングを迎えるというモヤッとボール100個を投げつけたい結末ですし。

私は逆手裁判というのは読み手が物語に入れるミステリ小説だと思っているので、ビジュアル重視の逆裁5は小説というより映画になっちゃったイメージですね。プレイヤーは裁判に参加するというより裁判の演劇を見せられてる感じでした。もしタイトルが「逆転裁判3D」という外伝だったらこれでも文句はなかったんですが・・・。

逆転裁判5でそれなりに満足できたのは追加シナリオの特別編「逆転の帰還」だけです。シャチが水族館の館長を噛み殺す事件が起き成歩堂君が弁護することになるわけですが、事件の真相は真犯人の誤解から始まり、結果として誰も犯罪を犯しておらず大団円という結末はイイハナシダナーと感じたのでこの特別編だけのために逆裁5をプレイするのも悪く無いでしょう。トリックも初期作(逆裁1~3)ほどではないが逆裁5本編に比べると凝っていますし。

とまぁ好きなシリーズだけに厳しい評価をしましたが、先日発表された逆転裁判6もiOSに移植されたら買ってしまうでしょう。
(´-`).oO(でも「みぬく」と「ココロスコープ」は出さないで欲しいなぁ・・・)

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